日常点検プロセスについて
お客様の日常点検のプロセスについて
「日常のお車の使用具合に応じて、お客様の判断で実施する点検で、お客様自身で実施可能な点検項目になっています。」となっておりますが、下記の例は一つの点検プロセスです。チェック項目は少し多くなっていますが、さらに確かな点検となります。是非お時間のある時などお確かめ下さい。
1. | ボンネットを開けてオイル(エンジン・オートマ・パワステ・ブレーキ)の残量をレベルでチェックします。 あわせて汚れ具合も確認します。少ない場合至急の補充が必要です。 |
2. | 水(ラジエター/予備タンク・ウォッシャー・バッテリー)の残量を目視チェックします。 水道水で構いません。不足の場合、補充します。 |
3. | ベルトの張り具合を指で押して確認してから、エンジンの下に、何か漏れた後など無いか確認します。 |
4. | それぞれのキャップがしっかり付いている事をチェックしてから・・・ |
5. | 愛車を一回り タイヤの空気が極端にへっていないか・ぼうずになってないかを手で触りながら確かめます。 |
6. | ボンネットを開けたまま フロントシートに座って、エンジンをかけます。 |
7. | ブレーキを踏んで、踏みしろが深すぎないか・サイドブレーキが作動しているかチェック。 ウィンカ・ワイパー・ホーン等の作動を確認。メーターのセンサーも診てみます。 |
8. | サイドブレーキをかけエンジンをかけたままボンネットを再びのぞき、(エンジン作動中は必ずサイドブレーキをかけ、オートマはパーキング/ギヤーはニュートラル) |
9. | 変な音がしないか、水やオイルの漏れがないかをチェックします。 気になる点があればメモして、ボンネットを閉じます。早めにメンテナンス工場に相談するためです。 |
10. | おおむね暖気状態ですから、徐行スタートします。低速・加速の様子が通常通り、良かったらOKです。 |
11. | ラジエター水とエンジンオイルの不足は走行上、危険です。至急補充しましょう。 |
ここまで流れるようにスムーズにチェックできたとしますと、あなたは初級メカニック合格といってもおかしくありません。
お時間の余裕がありましたら、少しずつ慣れていけばわかりにくいことでも、取扱い説明書に少し詳しく書かれておりますので、お試し頂くとご理解も深まる事と思います。
確かに、判断基準に乏しい場合どこがどう異常なのか、目視ひとつにしても知識と経験を要するものですが、そのような時こそ、私共にどうぞご相談頂きたいと思います。
簡単な整備について
日常点検の説明はいかがだったでしょうか?
簡単な整備とは、日常点検で発見した問題点をどれほど解決できるかによります。
水やオイルの補充など比較的お客様ご自身で処理ができる場合も、適正な液体を適正な場所に適正量の補充ができる方は実施して頂きたいと思いますが、慎重にお願い致します。
ボンネットをご自身で開けられたことのない方やオイルレベルゲージの所在が解らない方の場合でも確認できる大事な事があります。
それは、メーター・表示灯・非常警告灯を見ていただく事です。
車種によって警告灯の種類も多くなりますが、是非とも一つ一つ取扱説明書にて、ご確認頂きたいと思います。
おおむね、エンジンをかける前にキーを動かしますとほとんどの警告灯が点きます(正常です)。そして、エンジンがかかりますと消えます。(同じく正常です)
それぞれ逆の場合(点くべき時につかないか、消えるべき時に消えない)これが車のどこが作動異常であるかを端的に教えてくれています。
原因は、球切れ・配線不良からパーツ不良、あるいは間接的影響からなど、様々ですし、私共が探索させて頂きます。
ガソリンメーターも確認して下さい。出張修理にうかがってガス欠の場合も少なくありません。
非常警告灯の中でもオイル不足と水温計の上がりすぎの2点だけはご注意下さい。
万一発生した場合、お車を停止し、エンジンストップの上で私共にご連絡ください。
自動車の整備は安全かつ正確に行わなければなりませんので、工具も含め適正な環境下で実施しなくてはなりません。分解を伴う整備は有資格工場にて必ず実施しましょう。